とある大御所先生に教えてもらった研究者の雑用に対する心得
— masayume (@masayume_32) August 9, 2018
- 必ず一回断れ
- 締切前に終わらせるな
- 催促が来るまで手をつけるな
- メールをすぐに返すな
- クオリティは最低限にしろ
- 休日深夜早朝は対応するな
- 出張を上手く使え
- 雑用はチキンレースだ
このツイートを見て、私はなるほどと思った。
自分のやりたい仕事ではないことを全力で行うと、周囲からはそれを押し付けても大丈夫な人間だと認識され、結果として自分の時間を奪われてしまうこともある。
特に研究者のように一つの仕事に没頭しなければならないような職種であれば尚更、他にかまけている時間など無く、いかに集中力を高めて臨むかが重要なことも多いのだろう。
ただ、ふと思い返せば「雑用は本気でこなせ」的な格言もあったように思う。
それはつまり「雑用をしっかりこなせる=仕事もできる」という、よく言うハロー効果的な、1つが出来ると他のことも出来ると思い込まれてしまうような、そういった効果を狙って自らの価値を上げていく手法なのだと思われる。
このような2つの考えを並べた時、1つだけ分かることがある。
それは「万人に正しい道は無く、自分で正しいストーリーを作り上げるしかない」ということだ。
「雑用」という一見本業とは関係の無さそうな仕事に対し、本当に「関係無い」と切り捨ててしまうのか、それとも「本業を充実させるための一部」とみなして良いように扱うのか。
どちらも間違いではなく、重要なのは自分がどのような立ち位置に置かれていて、これから何をすることが一番自分の理想に近づけるかを考えることが必要に感じる。
優秀な研究者であれば「雑用をなるべく減らして研究に打ち込む」ということが自分の価値を最大化する方法かもしれないし、逆にスキルの無さを自覚している新人SEであれば「全てに真摯に取り組んで周囲からの信頼を得る」という方法が成功への近道となるかもしれない。
結局のところ、自身がどうしたいのかを常に考え、信じる道を進んでいくしか無いということなのだと思われる。
だとしたら、私が今信じている道はどこにあるだろうか。
それをこの先、見失わないで進むことができるだろうか。
今のところはまだ、分からない感じがする。