
- 作者: 佐藤雅彦
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 76回
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今朝、私は毎月新聞を読んでいた。
そしてそこに書いてあった「壊れたデザイン」という大学の授業がとても衝撃的で、自分も作ってみたいと感じた。
www.sharots.com
まずは、このキーボードの写真を使って壊れたデザインを作ろう。
と思い立ったのち、とりあえず手元にあるキーボードの写真を撮ろうと掃除していた所、その過程で沢山の「矛盾」を見つけてしまい、デザインどころではなくなってしまった。
私が見つけた矛盾たち
- キーボードのキーの間のホコリを取ろうとして、誤ってホコリを中に押し込んでしまった
- キーの左側のホコリを取ろうとしたら、左隣のキーも一緒に沈んでしまい結局何も取れない
- 上記の気づきをメモしようとして、掃除するためにUSBを抜いていたことに気づいた
- 最近「どちらかと言えば他人と違うことが好きだ」と思っていたのに、今使っているキーボードは上記の画像と同じ"標準"配列だった
- 「標準」と名乗っているのに、画像と全く同じではなくFnキーが抜けている
モヤモヤドキドキワクワクする。これを何と表現すれば良いのか分からない。
ただ、毎月新聞で「クラクラする」と表現してあったものに近いのは確かだ。
- 「分からない」と表現している癖に「〇〇に近い」と述べることができるなら、それは「分かっている」のではないだろうか
この通り、世の中には私の心を震わせる楽しいものが山ほど存在していて、この本は私にその事実を教えてくれた。

- 作者: 佐藤雅彦
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- 発売日: 2009/09/01
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と、amazonでレビューを見ていたらまたもやモヤモヤに気づいてしまう。
- 「佐藤先生のエスプリがちりばめられていて 楽しませていただきました」(全体は日本語なのになぜ無理やり英語を混ぜるのか)
- 私は最近お金に余裕が無いのに、amazonで1円で売られている本を本屋で700円で買ってしまった
疑問は尽きず、それはつまり「私の楽しみも尽きない」ということであり、全くなんと幸せな世の中なのだろうと一人物思いにふけっていた。