あと20分で今日が終わる。
それは言い換えれば「あと20分もある」とも取れる状態。
つまり物事をどのように捉え、どんな言葉で表現するかは基本的に個人の判断に委ねられている。
私は今「20分以内に記事を書くか、それとも今日は諦めて寝るか」という二択を迫られ、せっかくなら頑張って書いてみることにした。
完成度は問わない。そうすれば残りの時間など気にする必要はない。
それが正解かどうかは分からない。
さて、今日はこの本を読んでいた。

- 作者: 細谷功
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/10/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この中にはこんなフレーズがある。
「常識や既成概念にとらわれている人」の最大、かつ根本的な原因は「とらわれていることに気づいていないこと」にあるからです。
つまり、自分が普段「当たり前」だと思っていること、もしくは「当たり前である」ことにすら気づいていない情報が存在し、その事実をどのようにして認識するか、といった話だ。
それには無知の知、いわゆる「自分が知らないことを認識する」という行為が必要であり、その為には自らの頭を使って「考える」ことが必要となる。
まだ読み途中ではあるが、この本は私にとても重要な気付きを与えてくれている。
私は去年、こんな記事を書いた。
www.masaoblue.com
正直に言うと、これを書く直前までの私は「考える」という行為が何なのかよく分かっていなかった。だから、その時点の私が「考える練習帳」を読んでも、何のことか分からなかったと思う。
そういう意味で、今、この時期にこの本を見つけられたことは、私にとって非常に良いタイミングだったのではないだろうか。
あと、去年読んだこの本。

- 作者: スティーブンデスーザ,ダイアナレナー,上原裕美子
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2015/11/19
- メディア: 単行本
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この本では上記の「無知の知」に関連して、17世紀にパスカルが残した言葉が記されている。
知とは球体である。大きくなればなるほど、未知との接線も伸びる。
まさにその通りだと感じる。
単に「知を大きくする」ことだけが重要なのではなく、それに伴って「知らないことが沢山あるのだ」という認識を持つことも極めて大事なのだ。
最近私は本を沢山読んでいるが、それはあくまで「知を大きくする」行為しかできていない。
明日からの生活の中では、自分がどれだけ「知らないか」を意識しながら、考える練習をしていこうと思う。
以上、20分くらいでどうにか書ききることができた。
あとは私の家の時計が狂っていないことを祈りながら投稿するだけである。(2017/11/12 23:59)