塩こしょうは良い。
調味料として美味しいのはもちろん、多少こぼしてしまったとしても掃除機で吸い取るだけで良い。
その点砂糖はダメだ。
色々な料理に使われているけど、溶けるとベタベタするから掃除がしにくい。
ふと、こんな感じの文章を思いついたんだけど、何となく納得がいかない。
なぜなら塩こしょうに対しては褒めるだけなのに、砂糖に対してはただ批判するだけで、良いところを見つける気が感じられないからだ。
塩こしょうを褒める気があるなら、一緒に砂糖も褒めちぎってやれば良い。
そうすれば、社会で多少嫌いなものに出会った時にも、落ち着いてポジティブな気持ちで対応するための準備ができるんじゃないだろうか。
砂糖は良い。
甘くて美味しいし、なんといっても加工し易い。
小石のように固めた氷砂糖は保存食に最適だし、おやつとして食べても申し分ない。
粉砂糖にすれば雪のような見た目になって、オシャレなお菓子の上に登場する。
水と着色料を混ぜてクッキーの上に絞れば自由な絵柄を描くこともできる。
だから砂糖は良い。
味噌も良い。
あの万能さは中々出ない。
お湯と混ぜるだけで味噌汁になるし、ラーメンの汁にも焼き肉の味付けにも卵の漬け込みにも使える。
味濃い物好きの自分にとっては一瞬で濃い味になるあの調味料は外せない。
だから味噌も良い。
醤油も良い。
甘い醤油もしょっぱい醤油もどちらも使い道がある。
野菜を炒める時に少し垂らすだけで格段においしくなる。
ちょっと奮発して高い醤油を買うとなお美味しい。
でも古醤油廿歳造は55mlで3445円するらしい。頭がおかしい。
やっぱり醤油も良い。
調味料は素晴らしい。
そんな調味料がスーパーで手軽に買える日本も素晴らしい。
今日も良い日だった。
褒めるのは得意ではない。
でも本当に良いと思う物に会った時は無条件に褒めるし、日常で褒める言葉を使う機会は結構多い。
ただ褒め言葉の種類が足りない、というか褒める時に自分が見れている視点が少ない気がする。
感じていることを言葉で表現できない語彙力の問題と、そもそも視点が狭いという問題の2つが混在していて、自分はあまり褒め上手ではないと思う。
だからこそ、日常的で当たり前に感じていることに対して褒める練習をすることで、自分の視点を増やすことができるんじゃないかと思っている。
世の中にはシックスハット法というやり方がある。
1つの物事を「客観的・直感的・肯定的・否定的・革新的・俯瞰的」の6つの視点から見ることで、より多くのアイデアを出そうとする試みらしい。
このうち何かを褒める時に自分が使えるのは「肯定的」と「俯瞰的」の2つくらいな気がする。
でも本当は客観的に見て褒めたり、否定的な言葉を裏返して褒めたり、得意な人なら革新的な視点から褒めることもできるのかもしれない。
もちろん、否定の裏返しや革新的な視点からの褒め言葉は相手が嬉しく感じない可能性もあるかもしれない。
だから実際に言葉にするかは別だけど、自分の頭の中で色んな表現を使って物事を褒めるようにしていくことは、これからの自分の成長に必要な事だと思う。
明日も褒める一日にしよう。
敬具。