世界一受けたい授業という番組があります。
あれは確かに学校の授業よりもずっと面白い内容ですが、ではなぜ、「世界一受けたい」と思えるのでしょうか?
私はこれを、「やってみることが好きな人達の言葉だからだ」と考えています。
「どうせ無理」と言う大人になりたくない
『日本人 TED』という単語で検索したところ、一番有名なのはこの動画でした。
この植松努さんは、幼いころから「飛行機やロケットの仕事をしたい」という夢を持っていましたが、周囲の大人達に「どうせ無理」と言われ続けてきました。
そんな逆境の中で、植松さんは「どうやったらできるか」を考えて行動を始めます。その結果色々な失敗も経験していますが、最後には夢を叶えることができています。
このように「実際に何かを成し遂げた人」というのは、「成功するか分からないけどやってみよう」と思える人達です。
そして不透明な環境において、自分の考えを指針に行動できる人だからこそ、その考えは独特で面白いものになっていくのだろうと思います。
現代の子供は夢を持っていないと言われたりします。でもこれが本当なら、その原因は「周囲に夢を叶えた大人がいないから」ではないでしょうか。
そんな子供を増やさないためにも、大人である私は「夢を持ち、それを叶えるために試行錯誤できる大人」であろうと思います。
※上記の動画は、この記事で紹介されていました。
【プレゼン・スピーチのお手本!】日本人によるTEDが面白い【絶対に見るべき3人】 - 3年でエリート公務員辞めた結果…
「とりあえず試してみる」という方法
最近、この本を読んでいます。(KindleUnlimitedで読めます)
この本の第3章は『試してみることに失敗はない』というタイトルです。
なんとこの章は2ページしかありません。
でもこの言葉は、とても重要なことを表しています。
たとえば、自分が何かを作ろうと思った時。
それがどんなにありふれたモノだとしても、そのあり方を改めて見直すことで、予期せぬ使い方を思いつく可能性があります。
どんなに使い古されたアイデアでも、それを最近出てきたモノに適用すれば、今までにないヒット商品が生まれるかもしれません。
要は「今」「この場所で」「自分の考える方法で」試してみないと、その結果がどうなるかは絶対に分からないということ。そして、そのように試してみれば『経験』を得ることができるため、それは『失敗には成り得ない』ということです。
世の中の「今まで誰もできなかったこと」は、裏を返せば「今できたらトップになれること」でもあります。
それをどっちだと捉えるかは、自分次第です。
さいごに
私は自身を振り返ってみて、自分の中で一番「どうやったらできるか」を考えているのは、初めてのことをする時だと気づきました。
これは逆に言えば、ある程度慣れたことに対しては「こうやれば大丈夫だ」という思い込みを持っているということです。
「こうやれば大丈夫」のうちはまだ良いですが、人は無意識に「このやり方が正しい」と思うようになり、最後には「他のやり方は必要ない」という凝り固まった考えに行きつく可能性すらあります。
私は何かに対して「無理だ」と言う大人にはなりたくないので、自分の思い込みを捨て、「とりあえずやってみる」人生を送ろうと思います。
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