M!TSBA氏の3804点動画から約2週間。
同氏主催のM!TSBA CUPを直前に控え、DOLCE.氏が上記を8点上回る3812点動画を公開しました。
ちょうど良い機会なので、DOLCE.氏の過去の冥動画を振り返っていきます。
3800点台の戦い
頭抜けたプレイヤーが独走しまくるのも良いですが、やはり競り合いがあると、スコア対決はぐっと面白くなります。
2010年にDOLCE.氏が3796点を出した後、更に更新して3800点に乗るまで、かかった期間は実に4年。このレベルのスコア更新がいかに難しいか、そして更新に挑めるプレイヤーがいかに少なかったかよく分かります。
しかし今年に入り、7月にMITSUBA氏が3804を記録。新たな時代が来たかと思いきや、わずか2週間後にDOLCE.氏が自己ベストを12点更新。
競い合う相手がいると、お互いに高めあうもの。今回も直前にM!TSBA氏という目標があったからこそ、DOLCE.氏の点数がここまで伸びたのだと思います。
これからは他のプレイヤーも、続々と3800点台に乗せていくことでしょう。
更に進化するランカー達に、期待が高まります!
すげすげヴォーの時代は終わった?
動画が終わった後の静けさにも、時代の流れを感じます。
今から12年前の2004年、IIDX11作目の『RED』で蠍火が解禁された頃、PXY!氏×MASA氏の『すげすげヴォー』が有名になりました。
それからしばらくは「ランカー動画=すげすげヴォー」という勢いで、ギャラリーが騒ぐ動画が増えていきましたが、最近の動画は結構淡々としているものが多いです。
これは「皆で集まった時、取れる場合だけ動画を撮る」という時代から、「普段から動画を撮り、上手くいったものを公開する」というように、動画が撮りやすくなったことも大きいのかもしれません。
いくらDOLCE.とはいえ、3812なんて出したら内心は「ヴぉぉおぉっぅtぉぉぉぉ」って思ってたでしょうし。(多分)
DOLCEのソフラン黄ばみ度
冥といえば中盤の発狂・・・もそうですが、個人的に見ていて気になったのは、ラストのソフラン地帯での黄ばみ方です。
※黄ばみとは・・・IIDXの判定はジャストタイミングの『光っているGREAT』と、ちょっとだけズレた時の『黄色いGREAT』があり、それぞれが出た時『光った』『黄ばんだ』と表現します。
DOLCE.氏は非常にソフランに強いはずですが、今まではどうだったでしょうか?
という訳でここでは、過去の動画を振り返りつつ、ソフラン地帯の黄ばみ度をまとめてみました。
2008年
まずは2008年、KONAMI公式大会のトップランカー決定戦決勝にて。
この時代の大会でAAAとか頭どうかしてるぜ。
この時の黄ばみポイントはこちら。
(該当ノーツは黄色。緑の横線がBMPの変更点です。)
この時の黄ばみは、最終小節の1ノーツだけ。全国で注目される大きな大会で、この集中力が続くのは本当に凄いです。
2010年
次に2010年、自己ベストを突如65点更新して3796点を出した時の動画。
この時はあまりに更新しすぎたため、本人がプレイ中に「これヤバくね?」と発言。そこから分かる動揺の通り、最後はいつもより多めに黄ばんでいます。
この動画を見た時「ラストもったいない!」と思っていましたが、実はこれ、全部光っていても3799点だったんですね。
2014年
そして4年後の2014年、ついに人類初の3800点に乗りました。
そして圧巻の、黄ばみ0。
「全部光らせなきゃ3800に乗らない」とは気づいていなかったでしょうけど、この土壇場で光らせる胆力こそ、DOLCEというプレイヤーを表しているように感じます。
2016年
そして最後に、今回の3812点。
今までの流れでいくと全部光らせてくるかと思いきや、今回は1黄ばみでした。
聞いている感じ、恐らく結構遅めの黄ばみだったように思います。
久々の人間アピールでしょうか(笑
3800超えてる時点で無駄だけどな!!!
さいごに
上手い人達のプレイ動画は、見てて本当に楽しいです。
これからも人外動画が沢山上がってくることを期待しています。
また、冒頭でお話ししたM!TSBA CUPの開催は来週(8/11 木祝)です。
M!TSBA CUP - M!TSBA主催IIDX発狂大会 -
できれば現地に見に行こうと思います。全国ランカーを生で見るのは初めてなので、チビらないよいうに頑張ります。
譜面画像提供
昔から非常にお世話になっている、IIDXの譜面まとめサイト様です。
今回の画像はこちらで作成させて頂きました。ありがとうございます。