5年前の夢、叶ってますか?
先週から、『夢をかなえるゾウ』というベストセラーの実践を始めました。
今日でちょうど10日が過ぎたので、一旦この本のレビューを書いておきます。
はじめに
この本は、要約するとこんな内容です。
【要約】
普通のサラリーマン『僕』のもとに、『ガネーシャ』というゾウの形をした神が現れた。ガネーシャに「毎日1つずつ課題をこなせば、お前は変わることができる」と言われ、僕はしぶしぶ課題をこなしてみることにした・・・
という訳で、この『僕』と同じ課題を読者自身も行い、一緒に変わっていきましょう、という趣旨の本になっています。
この本を実践し、私が感じている利点は大きく分けて3つです。
- 「自分事」に感じられる
- 「これくらいならできそう」なレベル感
- 課題の解決を「習慣化」できる
以下で1つずつ説明します。
1.「自分事」に感じられる
この本は、『僕』と『ガネーシャ』の対話形式で書かれています。
以前感想を書いた嫌われる勇気や論理思考の本もそうでしたが、対話形式で書くためには「キャラクター」が必要です。そしてキャラクターを出せるということは、読ませたい相手が明確になっているということです。
実際、このタイトルの本を手にとる人は「夢を叶えたい」か「夢が無い」というどちらかの人だと思います。つまり、この本は「まだ、夢を叶えていない人」に向けて書かれています。
そんな読み手にとって、冒頭にあるガネーシャのこのセリフは、かなりの確率で胸をえぐってくるでしょう。
今まで、自分なりに考えて生きてきて、それで結果出せへんから、こういう状況になってるんとちゃうの?
(本文より引用 ガネーシャのセリフ)
かくいう私も この発言で心を動かされ、それからこの本が好きになりました。
2.「これくらいならできそう」なレベル感
出てくる課題のレベルも、今まで大成していない私にとって調度良い内容です。
例を挙げると
- 靴をみがく
- コンビニでお釣りを募金する
- 食事を腹八分におさえる
- 人が欲しがっているものを先取りする
- 仕事が終わったらまっすぐ帰宅する
というように「普段完璧にはできてないけど、その日もしくは次の日までに、どうにか達成できそうな課題」ばかりです。
ちなみに上記の課題は、ネットで検索すれば全部載っています。しかし、この本の本当の効果を得たいのであれば、本文を読んで自分事に感じた上で「ガネーシャと会話すること」が一番重要です。気になる人は、ぜひ本を読みましょう。
もちろん「既にやっとるわ!!!」と思うような課題もあります。自分がすでに当たり前にやっていることなら、やる意味がないように感じるかもしれません。
でもその時「今日の課題は簡単過ぎる」と思うのではなく、「この課題って、周りの人はできているかな?」と周囲を観察してみたり、「この課題の意味は何だろう?」と自分なりに考えてみましょう。
自分自身に問いかけ、しっかりと考えながらこの本を実践すると、少しずつ自分が変わっていくのが実感できます。
3.課題の解決を「習慣化」できる
もし、これからこの本を読む人がいるなら、ぜひ【毎日】【1つずつ】課題をこなす習慣をつけましょう。
この本には、夢をかなえる「手順」ではなく「行動指針」が書かれています。だからもちろん、全ての課題をクリアしただけで夢が叶う保証はありません。
だからこそ、せっかく用意されている課題は1つずつ実践し、自分の中でよく考える時間を作りましょう。そしてその行動を「習慣化」するように使えば、この本の効果は存分に発揮されます。
- 少しだけ早起きして、課題を1つ読む。
- 昼休みの寝る時間を5分削って、1課題だけ頭に入れる。
- 枕の横に置いておき、就寝前に1回ガネーシャと会話する。
このように習慣化できると、本を読み終わる頃には「課題のクリアが楽しい」と感じるようになり、同時に「課題が無くて物足りない」という感覚が残るでしょう。
そこまでいけば、あとは自分で課題を作り、それをクリアしていけば良いだけです。
まとめ
個人的評価:★★★★★(5/5)
綺麗事みたいになりましたが、これらは私の本心です。
実際に私は自分事だと思えたから10日も続けていますし、今まで出された課題は10日間続けられる程度の内容です。そして、継続の得意ではない私が「次の課題を見たい」という思いを持ち、1日1つ課題をクリアしてページをめくるようになりました。
今までは本を読んでも、あまり自分に変化を感じませんでした。これは間違いなく「実践しなかったから」だと言えます。
本来であれば、どんな内容の本だとしても、書いてあることを実践してみれば「成功」か「失敗」のどちらかの経験を得ることができるものです。
そういう意味で、この本は実に的確に「実践すること」を教えてくれる本でした。
私は明日からも、ガネーシャとの会話を続けます。
まだ実践してない方は、ぜひご一緒に!