私はランニングが趣味です。
でも少し前に足を痛めてしまい、代わりにウォーキングを始めました。
すると、走っている時に比べ景色がゆっくり見えるようになり、私はいつも見落としていた大事なことに気がつきました。
さて、私が気づいたこととは何でしょう?
それはもちろん、アレです。
タバコの吸い殻多すぎじゃね???????
ウォーキングしながら道端を見ていると、タバコの吸い殻がいたるところに落ちていることに気がついたんです。
ほんともう、いたるところに。
特によく見るのはこんな光景です。
昨日実際に確認してみると、少なくとも私の生活範囲では「全ての排水口にタバコの吸い殻がある」と言えるくらい、排水口はポイ捨ての温床になっていました。
一部のノーマナーな喫煙者にとって、排水口と灰皿を区別するのは難しいようです。
こちらは、道端に落ちているただのタバコ。
でもこれは「1つのゴミ」ではありません。
見てわかるとおり、乾燥して車に踏み潰された結果、中の葉が飛び散っています。
このタバコを拾おうとすると、どうなるでしょうか?
もちろんすぐに千切れてしまい、綺麗に拾うことはできません。
タバコのゴミは、1本で1つではないのです。
1本のタバコが飛び散っても、それは大した害ではないでしょう。
でも世の中、本当にいたるところにタバコが落ちていて、それらは様々なところに飛び散り、世の中を確実に汚染しています。
「ポイ捨てムカツク!」と言っても意味は無い
「ポイ捨てはやめよう!」と口で言うのは簡単なことです。しかし、周囲がいくら喚いたところで、実際にその行動を止めさせることはできません。
私がそれを実感したのはこの間、灰皿のあるコンビニの前を通った時でした。
おわかりでしょうか。
私の敵は「近くに灰皿があっても、吸い殻をポイ捨てする人間」だったのです。そんな相手を日本語で説得しようというのは、いささか無謀すぎる気がします。
そして、タバコを持っている人は「怖い」
タバコを吸っている人って、何だか怖い。
それは単に見た目がゴツいとか、それだけではありません。
非喫煙者の私からすれば、喫煙者というのは「700度という高温の物体を持ち歩いている危ない人」にしか見えません。
それはつまり「相手が武器を持っている」ということです。
大した護身術も並外れた反射神経も持たない私は、タバコを吸っている人に直接注意する勇気がありません。注意して相手を逆撫でし、復讐されることを恐れています。
じゃあ何ができるの?
直接抗議したくはない。でも、やめてもらいたい。そう思ったなら、何か自分でできる間接的な方法を探さなきゃいけません。
その一つとして、タバコのゴミを拾い、道路を綺麗にすることが挙げられます。
汚い環境では犯罪が発生しやすくなります。よく言う割れ窓理論です。逆に考えれば、ゴミ拾いをすることによって、ポイ捨てし難い心理環境を作ることができます。
歩きタバコをしている人がタバコのゴミを拾っている人を見たら、どう思うでしょうか?私は相手のことを人間だと信じていますので、少なくともその場では、後ろめたい気持ちが生まれるのではないでしょうか。
こういったことを目指し、私はポイ捨てタバコ駆逐計画を実行することにしました。
タバコを駆逐するための装備を揃える
そうと決まれば、まずは装備です。私はできればウォーキングしながらゴミ拾いをしたいので、歩きながらでも拾いやすいように必要な道具を揃えていきます。
また、クソ野郎の捨てたゴミを拾うために大金を出すのは馬鹿らしいので、できるだけ100円ショップで買えるものを使います。
--- 結局1時間ほど店内を練り歩き、以下の4点を買ってきました。
- ペン立て
- カラビナ(カラビナ風キーホルダー)
- ポテチ食べる時のトング
- ランチボックス用巾着袋
上3つはダイソーで、巾着袋はキャンドゥで購入しました。
タバコ1箱より安い値段でポイ捨てを減らせるなら、悪くない投資でしょう。
次に、これらの道具を組み合わせて装備を作っていきます。
装備のつくりかた
①まずはペン立てにゴミ袋をつけ、口がズレないよう輪ゴムで止めます。この時、角のうち1つを外に出しておき、ここにカラビナを通します。
②次に、ペン立てを巾着袋に入れます。カラビナは最終的に腰に着けなきゃいけないので、巾着袋で隠れないように少しナナメに配置します。
写真のように、巾着袋が両端で引っ張る形式の場合、片方のヒモをカラビナに結んでおくと巾着を落とすことがなく安心です。
※巾着袋が必要な理由は、拾ったゴミが外に飛び出ないようにするためです。長い距離を移動する場合は、口を縛ってから移動することになります。
③最後に、ランニング用のウエストポーチ(無ければズボンのベルト)に、上記で作ったカラビナつきペン立てとポテチトングを装着すれば完成です。
いかがでしょうか。
あまりカッコ良くはないですが、タバコをポイ捨てする人よりはマシでしょうか。
私としては、ポイ捨てを放置してきた今までの自分より、若干カッコイイ人間になっていることを願います。
装備選びのコツ
「装備ができたらいざ実践!」ですが、ちょっと長くなりそうなので次の記事にして、今回は装備選びのコツをまとめていきます。
ペン立て
カラビナを通す必要があるので、そのための隙間があるものを選びましょう。
上記のペン立ては、周りに繊維(名前が不明ですが、カバンの肩紐に使われるようなやつ)でできているので、少しずらせば簡単に隙間を作れます。
今回買ったものは 底面9×9cm 高さ11cm のものです。
丁度良いものが売ってない場合、吸盤でくっつける小物入れなどでも良いと思います。要は適度な大きさがあり、端に穴があれば何でも大丈夫です。
カラビナ
よくある普通のカラビナです。
(正確には、カラビナ型のキーホルダーだそうです。)
ペン立ての隙間、およびベルトが通せるサイズのものを選びましょう。
トング
今回買ったのはお菓子用のトングです。長さは20cmほどあり、排水口などの細い隙間に落ちているものも拾えるのでオススメです。
タバコの吸い殻は軽いため、風に吹かれて何かの角や隙間に挟まっていることがほとんどです。拾えずにイライラしないよう、細めのものを選ぶと良いでしょう。
代用品としては、ピンセットが使えるかと思います。
巾着袋
ペン立てを調度良く包み込めるサイズのものを選びます。大きい分には良いですが、小さいと口が閉められず、ゴミが飛び出てしまうので注意してください。
今回購入したのはキャンドゥの「ランチ巾着」で、縦横16cm、マチが10cmです。
※昨日大きめのダイソーに行ったところ、内側がアルミ加工されている頑丈そうな巾着があったので、あちらのほうが汚れには強いと思います。(ランチボックスケースのところに売っていました)
さいごに
ポイ捨てタバコのある風景は、見ていてとても不快になります。
もちろんこれはタバコだけでなく、全てのゴミについて言えることです。
なんで公共の場に捨てんの?
そもそも喫煙所じゃないところで吸うなよ。
今時携帯灰皿すら持ってないわけ?
本当にそう思います。
でも、いくら「ムカつく!」といっても社会は変わってくれません。
本当に変わってほしいなら自分から行動し、社会を変える姿勢が必要です。
私はこれから毎週末、ウォーキング兼タバコのゴミ拾いを行おうと思います。
今回は【準備編】となりますが、実際どにれだけ拾えるのか興味がある方は、次の【実践編】も見てみてください。
以上です!
おいいぃタバコ道端に捨てすぎだろおおおおお
— まさお (@masaoblue) 2016年7月29日
どうにかしろよお前らよおおおお
と思ったんだけど、冷静に考えると自分がそう思ったところで、誰かが動いてくれるはずはない。
だからこの状況を打破したいなら自分から動くべきだ。
という思考がやっと見についてきたぞ!もうちょっとだ!(何に