まさおまっさお

おいまさおがんばれまさお

仕事と育児の「どっちが楽か」を比べることの意味



自分には子供が居ないため、仕事と子育てどちらが辛いかは分からない。

ただ、少なくとも体感として、仕事を楽だと感じたことはあまり無い。

それは自分が運よく「楽にはこなせない程度の仕事を任されてきた」という事かもしれないけど、学校で教えてくれる知識と社会に出てから必要とされる知識に大きな乖離があるこの国で、仕事を「楽」だと思える人はどれだけいるのだろうか。

むしろ、仕事に対し「楽じゃない」ではなく「辛い」と感じる人も多いのではないだろうか。

そんな現状にも関わらず、冒頭のアンケートに回答した人のうち「子育てより仕事の方が楽だ」と感じる人の割合はかなり多くなっている。

これは「日本において子育ての環境が整っていない」という事実を表しているようにも見え、私自身もそこまでで納得しようとしてしまった。

比較の意味

ただ本来、2つの行動を比較するのであれば「投資対効果」で測る必要がある。

大変さ、つまり「コスト」だけを見て比較するという事は、例えば「1時間ゲームしてれば10円貰える仕事と、1時間死ぬほど苦しいけど耐えたら百万円貰える仕事、どっちが楽?」と言われているようなもので、これでは前者が楽なのは当たり前である。

つまり「仕事と育児で得られる物の大きさ」を合わせて比較しなければ、その比較自体が意味あるものにならない気がする。

でも「どちらで得られる物が大きいですか?」と単純に聞いた所で、それはその家族の置かれた環境によって全く異なる結果になり、やはり意味が無いように思う。

だから私は結局、この2つを比較する行為に対して明確な意味を見出せなかった。

というのがこの記事のタイトルに関する結論である。

問題点の整理

この件において、本当の問題は「仕事と育児の『楽さ』を比べなきゃいけない現状」にあるのではないかと感じる。

ツイート内容から分かる事実を一つずつ分解していくと、以下のような個別の問題がありそうに見えた。

  • 多くの人にとって育児が大変なものになっている事(=子育て環境の整備不足)
  • 妻が育児を「大変だ」と感じている事実が夫に伝わっていない事(=夫婦間での感覚共有の祖語)
  • 夫が自分の仕事を「育児より大変だ」と感じなければいけない事(=夫の仕事がブラックな可能性)

私は先のツイートを見て、何となく違和感を感じた。

それは恐らく「発言者が問題と感じている点が分からない」事に加え「その比較では問題を解決できる結果は得られないのではないか」と考えたからだと思われる。

記事を書きながら色々整理した結果、とりあえずその事実が分かったので良しとしよう。


この記事にオチは無いし、目指す所もない。

ただただ、課題の分離の難しさを感じた朝だった。