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まさおまっさお

おいまさおがんばれまさお

日本はゆとり教育から何かを学べたのか? 某メディアの印象操作がひどい

 

少し前に見た記事。

 

ゆとり世代の人の「私たちは失敗作みたい」という発言が記事にされています。

 

でも、もっと自分達を肯定的に見て良いと思います。

 

そしてメディアは逆に、否定的報道をし過ぎじゃないでしょうか。

 

 

ゆとりなんて、大したことではない

Wikipediaによれば、「ゆとり世代」は以下の17年間に生まれた人達のことです。

小中学校において2002年度以降、高等学校において2003年度入学生以降に施行された学習指導要領を受けた世代(1987年4月から2004年3月生まれ)

ゆとり世代 - Wikipedia

かくいう私もゆとり世代。(1988年生)

 

そんな私はゆとり教育について「いやあ土曜日の部活楽しかったわー」程度にしか思っていません。週休2日制になったので。

 

今までの学校教育は、先生から教えられるだけの授業が中心でした。だからその内容が多少減ったりしたところで、必要になった時に学び直せばどうにでもなります。

 

細かい教育の内容なんて、年代ごとにちょっとずつ変わっているんですから、そんなことよりも生徒側のやる気や考え方の方がよっぽど重要です。

 

そういう意味で、ゆとり世代の人達は「自分達の受けた教育は悪かった」なんて気に病む必要は無いですし、実際私の周辺にそんなことを気にしている人は居ません。

 

教育だって「やってみなけりゃわからない」 

日本という大きな国の中で、これからの教育をどうしていくかはとても重要で、かつ難しい問題でもあります。

 

本当は「先生が生徒に教える」という一方通行な教育ではなく、もっと議論や共創が発生するような新しい方法が必要です。実際、一部の大学ではデザイン思考などの手法を取り入れて、既にどんどん変わっていきつつあります。

【参考】EDGE program

 

でもこれって「日本が色々実践してきたから」やっと分かったことですよね。

 

「ゆとり教育はダメだった」というのは、ゆとり教育をやってみたから分かったことです。やる前に何と言われていたとしても、実践しないと裏付けはできません。

 

そしてそんな「大改革」を実践したなら、その結果が残されているはずです。だったら本来であれば、その記録は今後に活かされてしかるべきではないでしょうか。

  

少なくとも、ゆとり教育が行われたことで、日本における「教育のありかた」についての議論や報道はとても活発になっているように感じます。

 

そういった意味で、教育改革自体はとても価値のあることだったんじゃないかと、個人的には考えています。

 

人柱になったゆとり世代を否定するメディア

しかし、メディアの報道で「ゆとり世代」という言葉が出てくる場合、大抵否定的なニュアンスでしか使われています。

 

今回の記事も、ぱっと見「ゆとり世代」「失敗作」という部分だけが目に入る、印象操作がしたいだけのような見出しです。

 

しかし残念ながら、その発言者のサンプルはたったの3名。

 

最近のメディアの常套手段なのかもしれませんが、そりゃtwitterなんて色んな人間がいますから、何万人ものサンプルが居れば否定的な意見の1つや2つあるものです。

 

でもそんなの、どう考えても「世代の声」ではありません。

 

こんな報道ばっかりされていたら、該当世代の人達が腹を立てても仕方ない気がします。だって、自分達のことを攻撃されているようにしか思えませんもんね。

 

実際にゆとり教育を受けたこと自体よりも、その後何年にも渡ってこんなくだらない報道が続けられていることの方が、ゆとり世代のやる気をよっぽど削いでいます。

 

 

なんかこう、もっと良い話はないんですかねぇ。

 

「ゆとり教育を経て、見えてきた理想の教育像」

 

みたいな。

 

「ゆとり教育をやってみて分かった」「あれを実践したからこそ今がある」っていう方向の報道が増えてくれれば、私達該当世代の人間も多少は納得できると思います。

 

でももし、そういうことすら言えないんだとしたら。

 

それって「国としての大失敗だった」ってことですよね。だって教育改革なんてめちゃくちゃお金がかかっているはずです。それだけ大量の税金を投資して、「完全に失敗で、得るものはありませんでした」なんて言うのであれば、それはもうゆとり世代をバカにしている場合ではないでしょう。

 

どこかの国で「失われた17年」とか言われないためにも、ゆとり教育で得られた経験を、ちゃんと検証するべきです。そして教育現場に新しいやり方をどんどん投入して、より良い教育現場を作っていく必要があります。

  

 

望んでもいないのにゆとり教育を押し付けられ、人柱として大人になった私達世代に、感謝の言葉の1つくらいあっても良いような気はするんですが(笑

 

さいごに

冒頭で紹介した記事は、もしかすると炎上狙いだったのかもしれません。

 

でもゆとり教育というやり方が「良いものではなかった」というのは、やっぱり拭えない事実なんだろうと思います。

 

ただ、それは「ゆとり世代の人間」を全否定するものではないはずです。

 

実際のところ、今回の記事で「教育が悪かった」という内容は書かれているものの「ゆとり世代はクズしかいねぇ」なんて直接罵られた訳ではありません。

 

そんな曖昧な言葉と、twitterという勢いだけで出来ているようなSNSを掛けあわせ、あたかもゆとり世代の声のように報道するメディアが、私は大嫌いです。 

 

某有名ゆとりずむさんみたいに、皆がネタにする器量があるなら良いんですけどね。

 

余談

個人的には「ゆとり世代」って響き、結構好きです。

 

だって普通は余裕の無い時、悪い意味で「ゆとりが無い」って言いますよね。

でも逆に、「ゆとりが有る」という言葉はプラスのイメージがあります。

 

せっかくゆとり教育を受けられたことですし、人生にも仕事にもゆとりを持って生活できる、そんな人間になろうと思います。

 

 

サムネイル画像について

Photo credit: *Yaco* via Visualhunt.com / CC BY